OKR 本を読んだ
OKR(オーケーアール)シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法を読んだ.前半は EC スタートアップの中で創業者と社員が伸び悩む中,OKR を導入して改善していくという現実にありそうな物語.後半は実在する人物が OKR を導入した結果のノウハウが語られる. OKR は,日々のタスク+アクションと事業のミッションの関連を,個々人が意識しやすい仕組みだと感じた.大きい組織だと,会社ミッションから全体の OKR が決まり,各プロダクト,チームはそれに紐づく OKR を設定するという流れが,シンプルでわかりやすい.恐らく,よくある KPI/KGI 的な目標管理方法でも同じことはできるのだろうけど,以前やっていた経験だと「これ何のためにやっているんだっけ?」ということが起こりがちな印象.OKR だと,その辺りがシンプルにわかりやすく,チーム全員がモチベーションを維持しやすい(強制される)というのがミソなのだろう. O=Objective 目標 明確で定性的で,定量的にはならない 難しいけど 3 ヶ月で達成可能な内容 KR=KeyResult 主な結果 定量的で,O が達成できたかどうかを数値で計測できる 3 つくらい決める ストレッチゴールを設定する 達成できる自信度 10 分の 5 自信度 1 : 無理 自信度 10 : 確実に達成できる (=サンドバッグ,楽な目標) 自信度状況を,毎週のチェックイン MTG で確認する (上下の理由について話し合う) memo スタートアップのライバルは時間 自宣を得た実行のライバルは「脱線」 フォーカスを定めるために,四半期ごとに OKR を定める やるべき仕事に意味を持たせ,疲れていても脱線しないようにするプロセスが必要になる OKR は,やる気が出ないときでも,やるべきことを思い起こさせてくれるプロセス ノルマを課すためではなく,自分が本当にできることを学ぶためにある 今やっているタスクと OKR の関連を考えて,やることやらないことを判断できるようになるのが,大切 時間がないというのは,そのタスクを自分が優先していなかったということにすぎない.本当に大事と思うタスクならば,優先度を上げ,それに時間を割けばよい 個人的なタスクが失敗しがちなのは,その優先度を上げずに時間を確保しないということに加え,進捗が見えづらくモチベーションが維持できないというのも阻害要因 ...